2005年5月8日(日)10:31

EUは第二次世界大戦の戦没者を追悼

ブリュッセル(AP)

欧州での第二次世界大戦の終結60周年にあたり、EUは戦没者を追悼する声明を発表した。「私たちは過去の戦争による多くの無辜の犠牲者および自由と民主主義のために命を落とした人々に敬意を捧げる」と日曜日、欧州委員会はブリュッセルで声明を発表した。「私たちはまた、第二次世界大戦の終結が独裁の終結とならず、ベルリンの壁崩壊でようやく真の自由を勝ち得た何百万もの人々にも思いを馳せる。」

欧州委員会は、現在25の独立国の4億5000万人もの連合体に発展した欧州統合を称賛した。統合のプロセスは欧州大陸に安定をもたらし、今日でも「終戦後、最後まで残った国境紛争を一掃」すべく貢献している。さらにEUは「何百万もの欧州市民に自由と民主主義をもたらした平和的革命を支援した」、と声明は称えている。

欧州憲法の批准は「この成功を固定化し、将来のさらなる進展を可能にする前提条件を整えるであろう」、と欧州委員会は5月29日にフランスで行われるEU憲法国民投票を視野に入れて語った。欧州統合の推進力は「戦争の代わりに自由と永続的な平和を、また不信と憎しみの代わりに相互理解と相互尊重を求める欧州市民の共通の願いである」。

原題:EU gedenkt der Toten des Zweiten Weltkriegs




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